トイレットペーパーの芯が大変身!オリジナルミニカー作りで資源を大切にする心を育もう
地球となかよしキッズエコへようこそ。
今回は、家庭で出る身近な廃材の一つ、トイレットペーパーの芯を使った楽しいエコ工作をご紹介します。ごみとして捨てられてしまうはずの芯が、子どもたちの自由な発想で、世界に一つだけの素敵なミニカーに大変身します。この活動を通じて、お子様は遊びながら「物を大切にする心」や「資源を再利用する大切さ」を自然と学ぶことができるでしょう。
トイレットペーパーの芯で「オリジナルミニカー」を作ろう
この工作は、少ない材料で手軽に始められ、お子様の創造力や手先の器用さを育むのにぴったりです。完成したミニカーで遊ぶ時間も、親子の素敵な思い出になります。
【準備するもの】
- トイレットペーパーの芯:1〜2個
- 画用紙や厚紙(お菓子の箱の切れ端などでも可):ミニカーの車輪や飾り用
- 竹串またはストロー:車輪の軸として使うため
- はさみ
- のりまたは木工用ボンド
- セロハンテープ
- 油性ペン、色鉛筆、絵の具など:ミニカーの装飾用
- キリや目打ち(穴あけ用):保護者の方が使用してください
【作り方・遊び方】
お子様と一緒に、安全に注意しながら楽しく作業を進めてください。
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ミニカーのボディを飾ろう
- トイレットペーパーの芯に、油性ペンで色を塗ったり、模様を描いたり、好きな色の画用紙を貼ったりして、ミニカーのボディを飾り付けます。かっこいいレーシングカーにするか、かわいい動物の車にするか、お子様の想像力にお任せください。
- 窓やライト、ドアなどを描き加えるのも良いでしょう。
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車輪の材料を準備しよう
- 画用紙や厚紙から、同じ大きさの丸を4つ切り出します。これがミニカーの車輪になります。直径3〜4cm程度が目安です。
- 切り出した車輪にも、色を塗ったり、中心に模様を描いたりして飾り付けをしましょう。
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車体に軸を通す穴を開けよう
- ミニカーのボディとなるトイレットペーパーの芯の、底から1cmくらいのところに、竹串やストローが通るくらいの穴を左右対称に2箇所開けます。前輪用と後輪用です。
- 注意: キリや目打ちを使う際は、必ず大人が行い、お子様が怪我をしないよう十分注意してください。
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車輪と軸を取り付けよう
- 竹串またはストローを、先ほど開けた穴に差し込みます。芯の幅より両側が少し出るくらいの長さに調節し、はさみで切りましょう。
- 軸の両端に、切り出した車輪をのりやボンド、またはセロハンテープでしっかりと取り付けます。車輪が固定され、ミニカーの形になってきました。
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仕上げの装飾をして完成!
- ミニカーのサイドに炎のマークを描いたり、運転席に小さな人形を乗せるスペースを作ったり、自由な発想で飾り付けを加えましょう。
- これで、世界に一つだけのオリジナルミニカーの完成です。
エコの視点から伝えたいこと
このミニカー作りは、単なる遊びではありません。ごみとして捨てられるはずだったトイレットペーパーの芯が、お子様の工夫と手によって新しい価値を持つものに生まれ変わる体験は、「もったいない」という気持ちや「資源を大切にする心」を育む大切な機会となります。
- 物の再利用: 「これは捨ててしまうはずの物だったんだよ。でも、こんなに素敵なミニカーになったね!」と話してあげてください。身近なものが再利用できることを知る第一歩になります。
- 想像力と創造力: 何もないところから一つのものを作り出す過程は、お子様の想像力や創造力を大きく刺激します。
- 環境への意識: 「地球の資源は限りがあるから、できるだけ大切に使おうね」といったメッセージを、工作を通じて優しく伝えてあげましょう。
この活動から広がる知育と学び
このミニカー作りは、お子様の多様な能力を引き出します。
- 手先の巧緻性(こうちせい): ハサミで紙を切ったり、のりで貼ったりする作業は、指先の細かい動きを養い、集中力を高めます。
- 形や色の認識: 車輪の丸い形や、色を塗ることで色の組み合わせを考えるなど、図形や色彩感覚を養います。
- 問題解決能力: 「どうすれば車輪がスムーズに回るかな?」「どんな飾りをつけたらもっとかっこよくなるかな?」といった問いかけは、お子様が自分で考え、解決策を見つける力を育みます。
- コミュニケーション能力: 親子で協力して一つのものを作り上げる過程は、会話を増やし、共同作業の楽しさを体験する貴重な時間となります。
遊びの時間をエコ学習の機会に
完成したミニカーで遊ぶ時間は、お子様にとって最高の喜びでしょう。この工作を通して、普段何気なく捨てているものが、少しの工夫で新しい価値を持つことに気づくことができます。
トイレットペーパーの芯だけでなく、牛乳パックやペットボトル、お菓子の空き箱など、他の廃材でも色々なものを作れることを教えてあげると、エコへの興味はさらに広がるかもしれません。
お子様と一緒に、遊びの中から地球に優しい心を育んでいきましょう。